映画「旭山動物園物語」の撮影
ということで、北海道ロケを期待したものの^^
北海道の話が宙に浮いたのは残念でしたが
東京、調布にあります角川大映スタジオに行って参りました。
ほんの数秒のシーンを撮るためにかけられた情熱
50人近いスタッフが
スタジオ内にセットされた4畳ほどの小さな部屋の中の
カメラに映り込む小さな世界に一日中囚われる
密閉されたスタジオ内で再現される
窓から差し込む日の光や、吹き込む微風。
女優さんの手に映り込む微妙な影の角度にまでこだわりを持ち
納得いくまでナンテイクも繰り返され続ける
その情熱に応えるべく、魅せたい絵に近づけるように
生き物を準備し操るのが私たちの仕事です。
この季節にカマキリやバッタ、チョウなど季節外れの虫を
大量に用意しているサイエンス代表奥平さんのプロ根性に驚きます。
夏に冬の虫
冬に夏の虫
常に反転して行われる撮影に対応するのは容易ではありません。
でも「だれも出来ないことをやってのけるのがプロ」
不意に来る依頼に応える事ができるように
年中季節を変え様々な昆虫を管理し維持し続けます
手元に無くとも様々な手段を投じて入手します
丸一日かかってなんとか今日の撮影は終了。
それでも放映されるのはほんの1瞬なのでしょう。
何気なく見ている1シーンに込められた様々な想い。
じっくり見てみてほしいと思います。
様々な世界を見せて頂き、大変勉強になりました。
画像は、スタジオ内にある「喫茶ガメラ」前
旭山動物園物語 ~ペンギンが空をとぶ~
2009年新春公開予定
監督;マキノ雅彦
キャスト:西田敏行、中村靖日、長門裕之
岸部一徳、柄本明、塩見三省、六平直政
前田愛、堀内敬子、笹野高史、他
製作/配給:角川映画株式会社
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/asahiyamazoo/