巳年にちなんでまたまた蛇の話題です。
ゴールデンパイソン(アルビノビルマニシキヘビ)のマメちゃんをご紹介します。
現在体長約6m
気性は大人しい蛇ですが、特定危険動物種(人に危害を加える恐れのある動物)
とされ、飼育には都道府県知事又は政令市の長による危険動物飼育の認可が
必要になっており、飼養施設の構造や保管方法についての基準を守らなくてはなりません。
すべての基準をクリアして得たマメちゃんとの生活
食事は月に1~2回程度
糞は食事の頻度に比例するので、毎日掃除する必要もなく手がかかりません。
でも体の大きなマメちゃんは糞もBIG
ティッシュBOX4箱位の大きさの糞をします。
マメちゃんの飼育で一番大変なことは移動です。
体重は測りようがありませんが、とにかく滅茶苦茶重たいんです。
上半身を少し持ち上げただけでフラフラになります。
同じくゴールデンパイソンの小豆
現在体長約2m まだ子供です。
そして大豆
現在体長約60㎝ 赤ちゃんです。
2匹とも将来が楽しみです。
ゴールデンパイソンは私にとって、とても思い出深い生き物です。
今からもうかなり昔の話・・・
ゴールデンパイソンは爬虫類マニアの間で憧れの蛇と言われ、大変高額で販売されていた時期がありました。
私がアルバイトをしていたペットショップでも看板的な存在で
この蛇を飼った一部の常連のお客様たちはいつも誇らしげに自慢していました。
そんな蛇を当時15歳の私は、何を思ったのか突然購入してしまったのです。
35万円もの借金をして…。
よほど蛇が好きだったのかと思われるでしょうが
実は当時はあまり蛇は好きではありませんでした。
ただ、その蛇を飼ったら何かが変わる…何故だかそんな気がして
不思議なくらい迷いもなく、好奇心に背中を押され、この大蛇の赤ちゃんを連れて帰りました。
今になって考えると
一人前として認めてもらいたかった、大人の仲間入りをしたかった
というのが負けん気の強い私の本音かもしれませんね。
でも、この蛇を飼うことにより、動物業界の名高い方々とお知り合いになれ
様々なチャンスに恵まれました。
私は強い何かに引っ張られるように動物業界へと進み
私の人生は動物一筋のものとなりました。
ヘビの名はニコルと名付けました。
ニコル…
君と出会っていなければ、私は今ここにいないよ。
愉快な人生をありがとう
注釈:特定危険動物種の規制がなかった時代のお話です。
生き物の飼育は充分に考えて始めましょう~