ここ数日。
携帯電話の電波の届きにくいエリアにおりました為
お問い合わせ頂きました皆様ご迷惑お掛けしました。
申し訳ございません。
年に数回“そんな日”があります。
昨日まで奥大山にあるブナの原生林の中にいました。
絵葉書で見るような、柔らかい緑が美しいこの森の景色に
すっかり癒されました。
私がいつも見ている森は
育ちが悪く痩せた木が過密に生え、林の中は真っ暗で
下草なども見られないような荒廃林がほとんどです。
今、日本の山には放置されてしまった人工林が広がり問題となっています。
日本では戦後、木材生産を目的に
スギ、ヒノキなどの大規模な造林を行いましたが、
木の成長より早いスピードで木材需要が高まった為
木材の輸入が始まりました。
やがて輸入は拡大し国内林業は衰退、人工林は荒廃していきました。
放置された人工林は、過密で林内が暗くなり
他の植物が育たなくなることで生物種が減少し
土壌がむき出しになることで地すべりや洪水などの災害が
起こりやすくなります。
ここ、サントリー天然水の森大山では
荒廃した針葉樹林を健全な森林へ誘導するための森づくりが
行われていました。
森を甦らせるためには、間伐などの適切な手入れを行うことが大切です。
間伐によって林内に光が入るようになると、
地面にはさまざまな草や広葉樹が生えてきます。
そして地下水を育むのに欠かせない柔らかい土も再び育ち
生物種も増えていくのです。
大切なものを未来へ残そうと励まれる企業様の
このプロジェクトにかける想いは
この美しい森を見ると、一目瞭然に伝わってきます。
そして、そこで作られる天然水のCM撮影に協力させて頂けましたこと
大変光栄に思います。
日本国内にもこんなに素敵な山があるなんて嬉しいですね。
こうした場所がこれからも益々広がっていくことを願い
まずは自分でも出来ることから始めたい、本当にそう思いました。