イべント会場へ向かう日のある朝
高速道路の高架下の側道で、土鳩のヒナを見つけました。
交通量の多い車道にポツンと独りたたずむヒナは
片方の足がグチャグチャでどうしようもない状態でした。
車にひかれたのではなく
ビニールのひもが足に食い込んでパンパンに腫れ上がり完全に壊死していました。
親鳥たちが巣作りをする際に、巣材の中にビニールひもが混入されてしまい
ひなの足に絡んでしまったのでしょう。
自然が少なくなったことと、人間の出すゴミが増えたことによる悲しい犠牲者でした。
高速道路の橋げたに作られた巣はマンションの3階位はある高さ。
ここから落ちて生きてるってことは、少しの雑草の上にでも落ちて助かったのでしょうか・・・?!
足にツタを絡めたまま片足で必死でさまよい、交通量の多い道路まで這い出てきてしまったのです。
随分小さいときから片足で生きてきたのでしょう。
足はもう完全に干からびて固くなり、横へ向いてしまっているというのに
もう片方の足でしっかり立ち上がり、まだ小さい体で羽ばたき必死で飛び立つ練習をしています。
きっとこの生命力に呼び寄せられたのでしょう。
この片足の土鳩をラッキーと名づけました。
がんばれラッキー!
画像は・・・山の中で見つけた鳥の古巣
こんなに立派な巣を作れる鳥たちは今、どれくらいいるのでしょうかね・・・