鷹の神羅と散歩に出かける事が、毎日の日課で楽しみです。
玄関先で神羅の紐を解き、空へ放ちます。
いつもの緑地まで歩いて行くと
神羅は屋根の上へ上がり、そこから電柱へ、木から木へ…
ず~っと一緒に付いて着ます。
時々姿が見えなくなるけど
尾羽に付けている鈴の音が鳴っているので近くにいる事はわかります。
どこからかこちらを見ているのでしょう。
緑地に着き、しばらく休憩中していると
気流にのって旋回し、気持ち良さそうに大空を舞う鷹の姿が目に入ります。
あれは神羅だ。
そのまますーっと遠くに見える林の中へ消えていきます…
笛を吹くと、どこからともなく現れ、ひらりと手の上に舞い降りる神羅。
しばらく遊んだ後、家路へ向かうと
また追いかけてきて家の前で一足先に待っています。
信頼関係がしっかり成り立っていないと
鳥を空に放すことなんてできません。
絆という見えない糸をつけ、大空を飛ぶ自由を満喫した後
お互いを必要とし、共に暮らすことを選び人の手に舞い戻る鷹。
その姿に、かけがえのないパートナーへの愛情を
感じずにはいられません。
鷹とふれあえる一時。
最高の瞬間です。