一見すると、何の変哲もない鳥かごです。
でも、よぉ~く見てみて下さい。
小鳥のブランコに乗っているのは、ソバージュネコメガエルのマーチ君です。
ソバージュネコメガエルは
南米の標高1500m以上のグランチャコ平原という
特に乾燥した地域に生息する、ちょっと変わった樹上性のカエルで
乾燥した環境に適応した様々な生態を持っています。
ワキシーモンキーフロッグという英名の由来にもなっているように
油状の分泌物を四肢を使って全身に塗りつけ体をコーティングし
体表からの水分の損失を防いでいます。
また尿も水分の少ない固体物(尿酸)として排泄するのはカエルでは珍しく
爬虫類のような特徴なのです。
吸盤は発達していなく、壁に張り付くことはありません。
ほとんど跳ねるような動きもせず
おサルさんの様にゆっくりと木の枝を歩いて移動する様な動きをします。
他のカエルとはまったく異なった生態を持つ
ソバージュネコメガエルだからこそ
風通しの良い鳥かごでの飼育に適しているのです。
日中はほとんど動かず、とまり木の上でお行儀良く手を揃えて
置物のようにじっとしています。
とっても可愛くないですか?
こんな風に飼っていたら、カエルが苦手な人が見ても
ちょっと可愛いかも
なんて思ってくれることに期待 !!
もっとおしゃれな鳥かごだと更に良いですよね