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半球睡眠ってなに?動物にとって睡眠を取ることはリスクにもなる

9月に入り、朝晩がだいぶ過ごしやすい気候になってきました。

 

まだ秋までは幾らか残っていそうですが、暑さ寒さも彼岸まで、そんな秋もきっとすぐにやって来るのでしょう。

 

そして秋になると鳥たちには少し変化が見られるようになります。

 

 

夏鳥として日本に飛来したツバメは台湾やマレー半島などに南下します。

 

 

 

冬鳥として日本に飛来するカモ類はユーラシア大陸北部などから南下してきます。

 

 

 

これは鳥の「渡り」と呼ばれる行動です。

 

 

 

渡り鳥

なぜ鳥は長距離を飛ぶことが出来るのか。

実は渡り鳥の研究は昔から行われています。

 

 

その中でも、方角や地理を知る方法、睡眠を取る方法は、現在でも様々な説が唱えられています。

 

 

 

半球睡眠

脳を片方ずつ睡眠状態にして、片方の脳だけで活動する「半球睡眠」というものがあります。

片目を閉じて片方だけ眠るという睡眠方法で、これはイルカ等の鯨類にも見られるものです。

 

 

もしかして、人間もこの半球睡眠が出来たら寝ずに活動することが可能なのでは?

と思って調べてみたら、すでに調べている人が多数いました。

 

 

 icon-link 人間が半球睡眠をとることができない3つの理由

 

 

はい、タイトルの通りですね。

 

ようは、それらの動物と人間とでは脳と身体のメカニズムが異なるため、人間は半球睡眠をとることが出来ない、ということのようです。

 

 

 

残念ですね。

 

 

 

というのも、われわれ人間は長時間眠らずに移動することも、常に外敵から身を守らなければならないことも、それらはもう必要のないものになってしまったということなのです。

逆にかれらは「眠ることのリスク」を最小限に抑える進化を辿っていったのです。

人間も眠らずに仕事をするという事が生きていくうえで必要になった場合、いつか半球睡眠をとることができるようになるのでしょうか。

 

 

ちなみに鳥の渡りに関しては、「どうやって方向、場所などの位置を知ることができるのか?」など、現在も様々な研究がなされています。

 

人間の持っていない能力を、地球上の様々な生き物たちは持ち合わせていると思うととても面白いですね。