早いもので今年も10月も半ばとなりました。
夏から秋、そして冬に向けての季節の変わり目です。
大阪の気温も、先週は30度近くまで上がりましたが、今週は17度止まりと、寒暖の差が激しいものになっています。
ところで、皆さんは風邪をひいたりしていませんか?
筆者は風邪をひいています(笑)
では、なぜ季節の変わり目は風邪をひきやすいのでしょうか?
季節の変わり目で風邪を引きやすいのは、外部の変化の激しさに司令塔の視床下部が対応しきれなくなって、自律神経やホルモンなどにすべて影響を及ぼして、ひいては抵抗力や免疫力が弱まって風邪を引いてしまうからなのです。
なるほどです。
そもそも風邪とはなんなんでしょう?
風邪とは最近やウイルスが鼻やのどに感染することで起こる、急性の呼吸器疾患の総称をさします。からだの防御反応として、様鼻水やくしゃみ、熱、咳などの様々な症状を引き起こします。
つまり、「風邪」というのは病名ではないということです。
では、動物の場合はどうなのでしょうか?
ペットにも人間の「風邪」に似た症状が現れることがあります。ペットがもし、鼻水や咳、くしゃみなどを頻発しているようであれば、それは細菌やウイルスによる、呼吸器の感染症として診断されます。それらの総称を分かりやすく「風邪」と呼称する獣医さんもおられるかもしれませんが、基本的には動物も人間と同様、感染症による諸症状、ということになります。
結論としては、それらを全て大きくとらえた上で、動物も「風邪をひく」ということになりますね。
ペットの風邪
だいたいの動物における「風邪」の初期の症状としては、割と人間のそれと近いものがあり、水っぽい鼻水や咳、くしゃみが見られます。徐々に症状が悪化するにつれて、粘液性の鼻水、痰の絡んだ咳、呼吸のしにくさ、発熱などに発展します。
感染経路や、どの動物からどの動物に共通して感染するなど、細かいことを挙げるときりがありませんが、少なくとも同種間での感染の可能性は高いので、十分な注意が必要です。子犬や子猫など、免疫システムの弱いペットを飼っている方は特に注意をしましょう。
風邪の予防
「風邪」というとずいぶんと軽い症状の様な印象になりがちですが、人も動物も早く治療をしないと衰弱して悪化してしまうこともあります。人と動物では感染するウイルスの種類は異なりますが、部屋の空気の入れ替え、温度・湿度管理など、生活環境を見直す事で、飼い主さんもペットも感染を防ぐ事が出来ます。また、日頃から健康管理もしっかり行って免疫力を維持して、抵抗力をつけておくということは、人もペットも同じなのかもしれませんね。