アニブロ

動物の気持ちを読み解く—動物CM撮影の舞台裏

先日、ペットフードのCM撮影に携わらせていただきました。

今回の主役は、 ゴールデンレトリバーのルーナ、 ノルウェイジャンフォレストキャットの椿!

今回の撮影では、動物たちの日常の何気ない仕草を切り取るシーンが中心でした。 特別な芸をさせるよりも簡単そうに思えますが、実は「普段の動きを、カメラの前で自然に再現させること」のほうがはるかに難しいのです。

例えば、今回挑戦したのは「いたずら好きな犬が飼い主を困らせる」シーン。

ルーナは普段とてもお利口で、「やってはいけないこと」をしっかり理解している子。 そのため、飼い主役の俳優さんが「ダメ!」と言うと、ルーナはすぐに「これはやっちゃダメなんだ」と判断してしまい、いたずらをやめてしまうのです。

でも今回の撮影では、「ダメと言われてもやり続ける」ことが正解。 このシチュエーションにルーナも戸惑い気味で、どう伝えれば自然に“やんちゃな演技”を引き出せるのか、チーム全員で試行錯誤しました。

さらに、嬉しい表情、ふてくされた表情、目線だけの演技など、動物に「人間らしい感情」を表現してもらうシーンも。 こうした細やかな演技を引き出すためには、動物たちの心の動きを読み、環境やタイミングを工夫しながら、自然なリアクションを誘導する技術が求められます。

何気ないワンシーンの裏には、動物の習性を理解し、その瞬間を引き出すための綿密な準備と努力が詰まっています。

動物とともに作品を作り上げることは、まさに挑戦の連続。 でもだからこそ、その動物の魅力を最大限に引き出せた瞬間は、プロとして最高のやりがいを感じる瞬間でもあります。

今回の撮影には、ポメラニアンのプリンちゃんも協力してくれました。 みんな、本当にお疲れ様!

これからも、動物たちとともに素敵な作品を届けられるよう頑張っていきます🐾

★撮影のご依頼はお気軽にご相談ください★

動物プロダクションアニマルプランニング

https://animal-planning.com/

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